人気ブログランキング |

またしても崖 付録(無銭個展)

相変わらず崖にへばりついています。まだ落ちていません。しぶとかですよ。


またしても崖 付録(無銭個展)_e0416586_20395910.jpg


だいたいこういうところが好きなので、似たような場所が多いです。絵に関してはいつも同様なので特に言うことはありません。きょうはふと思ったことを書きたいと思います。ふと思うのはきょうだけではありませんが…。

世に無銭飲食と言うのがありますが、私は無銭個展らしきものを見たことがあります。正しくは、金もないのに払う約束をして個展をやったと、まあそんなところでしょうか。





都内に居た頃は銀座の画廊をしょっちゅううろつきまわっていました。そういう人なら見かけたかも知れませんが、裸婦を何人か組み合わせて女神系のイメージで割と大きな絵を描いていた初老の男性が居ました。

このタイプの絵は、売れ線狙いの人が結構描くように思えます。美人の裸婦を並べていかにもありそうなあの感じの絵です。それは良いのですが、描かれた女神が少しも美人じゃない。プロポーションも変です。古典絵画を煮染めたような雰囲気で、現代的な感覚からすると、個人的な感想で申し訳ないのですが、どうもあまりパットしません。なんだかんだ言っても美人はなかなか描けないのです。

絵画教室の先生ならできても作家はダメ。そのレベルの人です。もちろん私はそこへさえ届きません。しかし本人は、必ず自分は評価されると思いこんでいたようです。短い間に幾つかの画廊で個展をしているのを目撃しました。またやっているのかと、フラッと入った画廊では雰囲気がやばいのでした。どうやら金を払っていないのでとっちめられているようでした。

事務員なのかオーナーなのか分かりませんが、まだ若い女性の顔から湯気が立っておりました。とっちめられても男性はむっつり黙って指で机を叩いていました。払える見込みがないようでした。女性はきつい言葉でさらに追い打ちをかけていました。

これは早くずらかった方が良いと判断した私は一礼して出ましたが、二人はそれどころではないようでした。

いつも思うのですが、絵を描く人はどうして自分の絵をクールに見ることができないのか。この人に限ったことではありません。私の過去の友人も、誘われる限りの美術展に参加してその度に奥さんを泣かせるくらいの金を消費していました。海外展で賞を取ったこともあります。しかし、それがなんでしょうか。それで何があった訳でもありません。金だけが消えていきました。笑い話で済むような金銭であればそれを楽しむのも良いでしょうが。

程を知ってそこそこのところで愉しめれば、絵はそれでよろしいのじゃないでしょうか。

Commented by silvergray2 at 2020-11-29 17:08
写真の世界では、ポートレートなどの女性写真の優劣は、8割はそのモデルの美人度できまるとか。

海外の賞を取ったと、地方の新聞でも話題になることはあります。
でも、その賞が、本国でどれだけ評価されているのか、疑問に思うことがあります。
日本人を相手に出品料や審査料などで商売をしているのでは?と思うこともあります。
仕事で伺った際に渡された画家とおっしゃる方の名刺に、フランスの絵画展名と金賞を謳ってありましたが、ネットで調べても分からず仕舞い。

踊る阿呆に見る阿呆、、、どっちにも付けないわたしです。
Commented by yumemitama at 2020-11-29 22:58
> silvergray2さん
写真の世界でも色々あるでしょうね。どこでも認められたいギラギラでいっぱいで、そのギラギラを利用されるんですね。
以前から、本人の自覚さえあれば趣味レベルと判る絵を褒め上げて参加を募るところがあるようです。それがまた目の玉飛び出るような参加料です。どこかで弁護士さんのブログで見かけました。
普通なら参加しないですが、本人は舞い上がっちゃってるんです。海外でも注目されているとか言われると、心底が出ちゃうんですね。
こういうのは無くなりませんね。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by yumemitama | 2020-11-27 21:28 | 水彩画 | Comments(2)